一体、脇の臭いは何が原因なのでしょう?
脇の臭いの原因がわかれば、対策も立てられます。
詳しく調べましたので、ご説明します。
脇の臭いは2つの汗腺から
脇の臭いの主な原因は汗腺にありますが、
この汗腺には実は2種類あります。
一つは、
運動した時や暑い時に出てくる汗、
この汗を出す汗腺が「
エクリン腺」です。
そしてもうひとつは、思春期以降に働き始める、
異性を引きつけるニオイを生み出す「
アポクリン腺」です。
[図は管理人作成のもの]
2つの汗腺が、脇の臭いを生み出しますが、
臭いの出方や性質が異なりますので、
それぞれ、ご説明します。
1. エクリン腺
通常、汗を出す「汗腺」といえば、このエクリン腺のことを指します。
体の表面のほぼ全体にあります。
手の平や足の裏には、物をつかんだり裸足で歩いたりするときに便利なように、他の場所と比べて多くのエクリン腺があります。
エクリン腺から出る汗は・・・
<本来の「良い汗」の場合>
身体の上昇した温度を下げるための汗は、
体液から作られますが、
その時に体内に必要なミネラル分を回収して、
ほぼ水に近い状態の汗を出させています。
わずかに尿素に近い成分を含みますが、
水に近い透明でサラサラの液体で、蒸発しやすくなっています。
そして、汗が蒸発するときに、気化熱の働きで体温を下げます。
また、弱酸性のため、皮膚に住み着いている助剤金の繁殖を抑えてくれています。
エクリン腺から出る汗は、
無色・透明で、無菌なので、無臭です。
<働きの落ちた「悪い汗」の場合>
運動不足や冷房の使いすぎなどで良い汗をかく習慣を失ってしまうと、
汗をかく時にミネラル分を回収する力が弱まり、
ミネラル分を多く含んだべたつく汗をかくようになってしまいます。
汗にミネラル分が多く含まれるようになると、
ミネラル不足になりやすくなります。
また、ミネラル分を含んだ汗は蒸発しにくくなるため、
更に多くの汗をかき、更にミネラル不足になるという悪循環を招き、
慢性疲労になりやすくなります。
また、このミネラル分を含んだ汗には、
アンモニア等のニオイ成分が含まれているので、
汗が臭うようになります。
更に、アンモニアは
皮膚の表面をアルカリ性にするので、
皮膚の表面の常在菌の繁殖を促してしまい、
更に臭いを強くしてしまいます。
2.アポクリン腺
アポクリン腺は、体の全体にあるわけではなく、
脇や乳首、そして陰部などの特定の場所の毛穴につながった
汗腺(本来の意味の汗腺ではありませんが・・・)です。
思春期から壮年期後半まで、
臭いで性的アピールをするのが本来の役目のようです。
アポクリン腺から出る汗も主な成分は水ですが、
タンパク質や脂質などを含んでいて、
蛍光を発して、特有のニオイがあります。
本来は良い匂いのはずですが、
強すぎれば、香水の原液のように嫌な臭いになります。
3.脇の臭いの原因は2つの汗腺が絡み合うため
以上、1と2から、
脇にはエクリン腺とアポクリン腺の2種類の汗腺があり、
脇の臭いは、2つの汗腺の相互作用になる事がわかりました。
※なお、その他に皮脂が酸化し、そこにバクテリアが繁殖しても、臭いが発生することがあるので、念のため付け加えておきます。
だから、人によっては臭いがさほど気にならない場合もあるし、
近所で手軽に買える制汗剤で効果のある人も
効果が出ない人もあるわけです。
2つの汗腺が原因となって臭いを作り出すので、
対策は難しくなると思われますが、
脇の汗そのものを止めてしまえば、一気に解決できそうです。
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